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久米忠史のコラム

久米忠史のコラム

【vol.007】 久米忠史の奨学金コラム [2011.01.06]

独自奨学金に光明!! 新たな動きの気配!!

実質の大学全入時代に入った今、存続して行くために多くの大学や専門学校が必死に努力をしています。大学や専門学校を“一般企業”に例えると、売上(学費等収入)を上げるためには、クライアント(受験生や保護者)に魅力を感じてもらうことが絶対条件となります。

民間企業の場合、メーカー、代理店、販売会社とそれぞれ立場は違っても、同業他社と競うべく様々な差別化施策を図ります。特にインターネット社会となった昨今では、価格、品質、サービスなど多面的に満足度が求められるようになりました。

今も昔も大学や専門学校の魅力で最大のものが「ブランド力≒就職力」でしょう。つまり卒業後の“出口”の可能性が大きい学校ほど人気が高いのが現実です。そのため、多くの学校では資格取得をはじめ就職サポートに力を入れています。経済不況が続く昨今では、昔以上に就職力が求められるようになりました。

しかし!! ここに来てさらに!! 「出口=就職」だけでなく、「入口=進学」にも新たなサービスを設ける大学が出てきたのです。そのサービスとは、受験前に内定が決まる大学独自の「給付型予約奨学金」制度です。

この奨学金は書類審査により受験前に独自奨学金の採用の可否が決定するという仕組みです。つまり、採用された受験生が入試に合格した場合、必ず奨学金を受けることができるのです。しかも返還不要の給付型というところが魅力です。

学校独自の奨学金制度は入学後に審査されるものが一般的ですので、受験生や保護者すれば、果たして採用されるかどうかと大きな不安を抱えてしまいます。

その観点から考えると、学校独自の「給付型予約奨学金」制度はユーザーメリットが非常に大きいはずです。内定を貰えれば安心して進学費用を計画出来ますし、日本学生支援機構の第二種を申し込んでいる人なら貸与月額を減らして将来の返済額の軽減を図ることも可能です。

学校独自の「給付型予約奨学金」制度は、2009年度から実施し始めた早稲田大学の「めざせ!都の西北奨学金」が先陣ですが、その後、いくつかの大学でも同様の制度導入を始めました。

この制度は学力試験が伴うので、受け入れる学校側にもメリットが大きいはずです。 マーケット(受験生や保護者)に支持されるこの制度が、どんどん広がって行くことを期待しています。

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