奨学金ブログ » 世界一貧乏な大統領の感動的なスピーチ

2012年12月06日

世界一貧乏な大統領の感動的なスピーチ

タレントの大竹まことさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組内での話題。今年の6月にリオデジャネイロ(ブラジル)で開催された国際会議「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」で、ウルグアイの大統領が衝撃的なスピーチを行い、それが世界中で話題になっているという内容でした。

ウルグアイと聞いても、中学生の頃に試験勉強で覚えた「ウルグアイ・ラウンド」という言葉くらいしか思いつきません。

番組での記憶とネットで調べたものを合わせると、大統領の名前はホセ・ムヒカさん。軍事政権への抵抗活動によりこれまで6発の銃弾を受け、4回も逮捕・収監されるが、そのうち2回は脱獄!! 最後の逮捕では13年間も監獄に入っていたそうです。出所後、左派政治団体を結成し、1995年に議員として初当選。その後、主要閣僚を経験した後、2010年から第40代の大統領に就任とのこと。まさに、ネルソン・マンデラ(南アフリカ大統領)を彷彿させるもの凄い経歴の持ち主ですね。

ムヒカ大統領は、国からの報酬月額約90万円の90%を国に寄付(ウルグアイの平均月収は6万円程度らしい)し、郊外の小さな自宅から、1987年製のワーゲンで未舗装の道路をガタゴト走って街に向かう毎日。個人資産はワーゲン(18万円)程度しか持たないことから、「世界で一番貧乏な大統領」と愛着を込めて国民から呼ばれているそうです。

ネットで世界中に広がったムヒカ大統領の演説を日系チリ人の打村明さんが翻訳しているページを見つけたので、ぜひ紹介させてください。

消費を前提にした成長に人類の未来はあるのか?
人間の幸せとは何か?
国家、そして国家のリーダーが示さなければならない方向性とは?

先進国を一方的に批判するのではなく、礼節を持ちながら、シンプルに人類への提言を行った。ムヒカ大統領の感動的なスピーチです。


<ムヒカ大統領のスピーチのページ> 
※何を言っているのか分かりませんが(笑)、その時の動画も観れます。

ムヒカ大統領の問いかけ
「質問をさせてください:ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか」

「私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか?あるいはグローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?」

「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

「根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。そして、改めて見直さなければならないのは私たちの生活スタイルだということ」

「幸福が私たちのもっとも大切なものだからです。環境のために戦うのであれば、人類の幸福こそが環境の一番大切な要素であるということを覚えておかなくてはなりません」

日本の将来のためと叫びながら、本音は地元、関連団体、業界への利益誘導者に成り下がっている政治家たち。同時に自己の利益だけを考えて、政治家を利用しようとする業界、団体、経済人たち。そして、そのような政治家を選び、我がごとになると、自分(家)の利益だけを最優先してしまう我々国民自身。

もしかすると、我が国も江戸時代の方が、道徳、教育、文化、身体能力など様々な面で今よりもレベルが高く、幸せだったのではないかと最近よく考えます。

本当に経済成長は必要なのか?

少子化に向かっている日本だからこそ示せる将来の国家像。
アメリカや中国ばかり意識せずに、ムヒカ大統領の言葉を真剣に受け止めることが日本にとっても重要ではないかと思いました。

カテゴリ:久米忠史コラム|日時:2012年12月06日05:26|コメント(1)

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コメント (1件)

初投稿です。素晴らしいスピーチ紹介ありがとうございます。
江戸時代はよく研究すると大変良い社会だったと聞いた事があります。

欲望は大切なものですが、欲望のコントロールはもっと大切かもしれません。

ただ、資本主義社会というのは人類の進化の過程だと考えます。

私は人類は将来いつになるか分かりませんが、資本主義社会を遥かに上回るシステムを構築すると考えています。

投稿日時: 2013.08.29@23:08   投稿者: 石田浩之

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